漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
カフェインが体外受精に与える影響について調査した疫学(統計)研究5論文のうち1論文だけが、体外受精の出産率低下を示しました。
また、アルコールが体外受精に与える影響について調査した疫学(統計)研究6論文のうち3論文は、現在のアルコール摂取が受精率、胚の質、着床率に悪影響であるとしていますが、1年以上前のアルコール摂取の影響はありませんでした。
一方、多数の疫学(統計)研究から、現在の喫煙が体外受精の妊娠成績を低下させることが明らかにされています。
体調を整えるための漢方相談に加えて妊活中の養生に関する相談もあります。
妊娠を目指している方のアルコールとカフェイン摂取には制限を設けるべきであると、米国生殖医学会(ASRM)では以下の指針を提示しています。
1 妊娠前のアルコール摂取1日1単位(20g)まで、妊娠中のアルコールはゼロ
2 妊娠前も妊娠中も中等量のカフェイン摂取1日100~200mgまで
3 喫煙は妊娠前も妊娠中も絶対にダメ
などのお話をする場合もあります。漢方は体調体質に合うものをお勧めします。
結論として、タバコに関して、禁煙はもちろんですが、アルコール摂取量の減少に心がけ、カフェインはほどほどに、といった生活習慣が望まれます。
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